専攻医が「初めてのバイト」で寝当直をする上で注意すべき3つのポイント

専攻医となりますと、初期研修医とは異なって「バイトができる」ということが大きな違いとなります。もちろん、病院によっては「バイト禁止」「バイトするなら報告が必要」というところがありますので、一律にOKというわけではないでしょうが、基本的にはOKな病院が多いのではないでしょうか。

そんな「初めてのバイト」で、一番イメージしやすいのは「寝当直バイト」ではないでしょうか。というのも、「外来はまだまださばけるか不安…寝当直なら患者さんの診療や病棟からの呼び出しも少ないだろうし、なんとかなるだろう」ということではないでしょうか。

しかしながら、意外にもバイトをする上では、以下のような注意すべきポイントもあったりします。

開始時間と終了時刻は要チェック

当直バイトでは、「開始の時刻」と「終了の時刻」が決められています。つまりは、開始時刻までにはバイト先に行っておかなければいけませんし、終了時刻までその病院で滞在していなければなりません。

残業や緊急対応で開始時刻に間に合わないということもよくありますし、あるいは意外とバイト先まで距離があって、「渋滞で遅刻してしまう…」なんてこともよくあります。こうなりますと、病院側に迷惑をかけることになってしまうので、注意が必要です。

あるいは、終了時刻によっては、「常勤先の始業時刻に間に合わない…」なんてこともあったりします。遅刻は避けなければなりませんから、この点も事前に考えておきましょう。

ただ、求人によっては「開始時刻と終了時刻は相談可」というところもあったりします。「時間がなかなか折り合いがつかず、バイトがなかなかできない…」という時には、そのような求人を中心に相談してみましょう。

「最寄り駅」は意外とあてにならない

特に地方に多いですが、「最寄り駅」が書いてあって、「あ、これなら自宅からもそんなに遠くないな」と応募したところ、病院が「駅からバスで20分」なんてこともあったりします。

「最寄り駅」だけで判断せず、応募前にGoogleマップなどでそのバイト先の住所・経路をしっかりと調べておくことが重要です。

このような「最寄り駅から遠いところ」に関しては、タクシー代支給だったり、「事務員による送迎」があったりしますので、その点もあわせてチェックしましょう。

平均ウォークイン数・救急車台数をチェック

「寝当直」という言葉の定義はかなり曖昧です。基本的には「ゆったり当直」という意味で、「寝てるだけでいい」という求人ではない点も注意が必要です。

となりますと、救急対応をバンバンしなくていい代わりに、「かかりつけの患者さんだけは受け入れます」というところも「ゆったり当直」に含まれていたりします。

ですので、「患者さん自身で診療にやってくるウォークイン数」「救急車でやってくる人数」の平均については、あらかじめ質問しておいた方がよろしいかと思います。

以上です。
なお、「一回かぎり」のバイトのことを「スポットバイト」などと言ったりしますが、まずはこのスポットバイトで慣れていって、定期的な「非常勤バイト」をするようにしていくこともオススメです。

なお、寝当直のスポットバイトについては、医師バイトドットコムや、民間医局に多く求人が掲載されておりますので、まずはこちらにご登録の上、調べてみてはいかがでしょうか。

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